どうか君が Be my last◆春の雪

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こんばんは、akaneです。
まずは最近の色々。

・「おかしな二人」を見に、東京遠征をするぜ!
だってみつるくんが出るんだぜー!やったぜピーピー!でございますよ。
東京に行った際にはですね、おっさんみたいな歩き方の女性の方がいましたら、それはワタクシですのでどうぞお声をかけて下さい。

・月組全ツが始まりました。
まさるりの愛短を期待半分、ドキドキ半分で見に行く予定です。
千秋楽でわりかし良い席(自分の中でね!皆様からみると大したことないよ!)とったもんねー!まさかの梅田公演が平日の週半ばという鬼スケジュール!無理やり休みとったらその後の勤務が大変なことになったわ!罪なやつねまさるりさん!

・博多座銀英の出演者決定。
主要メンバーの半分が梅田組ということで、役のシャッフルがどうなるのか楽しみです。
多分オヅキくんはオーベルでしょう。まぁくんはキルヒ固定で、ヤンはまさかのカイくんか。ひぃぃいいカイくんがヤン!!(いや知らんけど)これは見に行くしかないか。いけるかなー行きたいなー。一日でトンボ帰りするか!つーか人数が物凄く少ないのだけれどもこれで大丈夫なのかしら。ま、大丈夫か。(適当に言う俺)

・「嵐にしやがれ」に宙組7人登場。
いやー、面白かったです。面白かったので是非みて欲しい。
ほんでもって、まぁくんのイケメンさに震えました。いやいや、まぁくんがかっこいいのは知っていましたけど、どっちかというと声とか立ち姿がかっこいいと思っていたのよ。顔はどちらかというと、目力に圧倒される感じだったんですが、それがどうでしょう。物凄いかっこよかったんだが。イケメンというより、なんだろうな。綺麗なお兄さんというか。いやー、まゆゆ見る目あるわ!(えらそうに)
そして最後のレビューのにのみやさんの娘役トップポジにウケました。なんて気だるい娘役トップなんでしょう(笑)


さてさて、本題へ。
みりおくん主演、「春の雪」に行って参りました。
相変わらず宝塚さんは、ワタクシの知らないものをピンポイントでやってくださいますので、今回もいつも通り原作を全く知りません。
春の雪が映画化した時、流行の映画を見ることにはまっていました。なので、映画の予告で春の雪は何度も見ました。妻吹くんと武内さんが絡み合いながら「いけません…」みたいな感じで、バックにうただひかるのbe my lastが流れていたことは鮮明に覚えています。「見に行きたい!だれかいこーぜ!」と周囲に声をかけていたのですが、誰ものってくれず(akaneさんもしかして嫌われてるんじゃ…)当時は一人で映画に行く度胸のなかったakaneさんは諦めたのであった。たかたんたん。

生田先生って誰だっけ。という所からまず復習。
ふむふむ、ランスロットを書いた人か。ランスロ見にいけなかったんだよなー。そしてakaneさんは驚く。えっ、Bund neon上海の人なの?と。
あのネタ的な面白さがあってエー!マジかよ!エー!ホンマかよ!という展開オンパレードでだいもんのイケメンさがすさまじかったアレか!
そうか…あの生田くんが…。そうか。とても感慨深いです。なぜなら。

春の雪、素晴らしかった。

この一言に尽きる。突っ込みどころや、説明不足なところもあったけれども、舞台の使い方やセットの使い方、音楽、役者の素晴らしさと共に、物凄く魅了されました。どれくらい素晴らしかったかというと、全然泣き所じゃないところでぽろりんちょと涙が出るくらい、akaneさんの琴線に触れていかれました。

それでは感想いきます。
原作を知らないので自分の解釈や感じたまま好き勝手いってますが、原作知ってる人「こいつえらそうに何ゆっちゃってんの!はずかしー!プー!」なんて笑わないでね!
プライド・自己愛・自尊心が高く、その上美しさを兼ねそろえている人間は、どうしようもない。
それを、みりおくんが教えてくれました。

清顕◆みりおくん、性格がひんまがっております。子供です。見た目は大人、頭脳は子供。その名は美形全開ミリオ!と言う感じでしょうか。
先ほど言ったとおり、自尊心が物凄い高い彼は、自分が傷つけられること、少しでも心を乱されることが耐えられない。少しでもそうなった時、相手を許すことができない。何かあるとすぐに心に砂が降ります。背伸びをしているけれども、彼はとても若くて青くて、とても幼い。
それにしても、学生服を着て古臭い言葉で話すみりおくんの素晴らしいこと。美しいんだよー!是非図書館で本を読みながら憂いげな表情を浮かべ、「図書館の君」と呼ばれて欲しい。つーか俺が呼ぶよ!俺が!(ひっこめ)

話を戻して、幼い頃から共に大きくなった聡子◆みゆちゃんに、「私が居なくなったらどうする?」と言われただけでキヨさんの心、砂降りまくり(笑)そしてブチ切れ。「僕を10日間も悩ませた屈辱(10日間も悩んでたのかよ!笑)、復讐してやる」ってエー!!そんなことで復讐すんのこのイケメン!なんという困ったさん!しかもなにかっちゅーと「彼女は僕のことが大好き!僕は別にそーでもないけどね!はっ!」みたいな感じなのがまた中二くさい(笑)ナルシストで美しい奴ってめんどくさっ!(笑)

そんでもって、悔しいキヨさんは「芸者と一夜を共にしたので女なんてもう誰でも一緒に見える。あなたも然りよ!」なんて手紙を聡子に送る。しかし、シャムから留学してきた二人の王子に「彼女見せてよ!…え?もしかしていねーの?」なんていわれてしまったばっかりに「い、いやいやいますよそんな!見せますがな!」と虚勢をはり、聡子を紹介することに。なので、「送った手紙は見ないでよ!すぐに燃やしちゃってよ!絶対よ!」と聡子に言う。
この人、一人でわちゃわちゃと何やってんの。ひょっとして…アホなんじゃ…。そんな気持ちで一杯です(すんません)

そんでだ、オペラのシーン。演目はカルメン。ここが本当に素晴らしかった。
カルメン・ドンホセ・エスカミリオの三人と、キヨさん、聡子、洞院宮治典◆ちなっさんの三角関係がシンクロする。とても分かりやすく、この後の三人の関係性を示唆するのが良かったなー。演出の素晴らしさに震えました。
そして、オペラの後に聡子を二人の王子に紹介する見栄っ張りキヨさん。そして聡子はキヨさんが自分を許婚のように紹介してくれたことを心から喜び、二人で雪見に行ったときにお礼を口にする。
そのシーンでも、ツンツンのキヨさん。「大人ぶりやがって!何でも知ってるような顔をしやがって!子ども扱いすんな!」みたいな。いやいや、おもくそ子供やがなアンタ。「手紙、読んどいてもらったらよかった!」という心の声。とにかく、聡子の上に立ちたいんだろうなあ。聡子のことが好きだけれども、「好き」だという感情の上に色んなしょうもない感情が邪魔して、純粋な思いが隠れてる。だからこそ、聡子と口付けを交わした後、どぎまぎし、「僕は聡子に恋をしているのか…?」って。いやいやおもくそしてるがなアンタ。もー、ゆーたげてよ本多くん◆パパ!意味分からん場面繰り広げてる場合じゃないのよ!房子って誰よ!説明なしかよ!(笑)ちゃんと回収してよね!

そして、皇族一家を主賓とする花見の席で、ついに殿下(ちなっさん)が聡子に声をかける。ドクン、ドクンと胸騒ぎの起こるキヨさんの胸。砂はもう、MAX降り降りです。「僕の手の届かない所で、何かが起ころうとしている」まるで、捨てられることに怯える子供のようで、ひどく切なかったです。
そして無理やり聡子に口付け、怒られ、「あなたは子供のようです!いや、赤ちゃんです!」とついに言われてしまう。あ!傷つくから誰も言わんかったワードをついに言ってしもた!という感じで見てました(笑)
彼女は何で怒ったんや!?と飯沼◆としくんを問い詰めると、聡子が本当は手紙を読んでいたことが発覚。しかし、読んでいないフリをしていた、自分を欺いていたと復讐心メラメラのキヨさん。エー!そこそんなに怒るとこ!?とakaneさんはポカーン。彼女からの連絡は一切無視!縁談が持ち上がっても無視!おとんから「ええのんか?引っかかりはないか?」と聞かれても「どうぞどうぞ」とスルー!しかし、ついに勅許が下り、殿下と聡子の結婚が公に。そうなって初めてキヨさんの心には砂が降る降る!おっせー!(笑)
そしてブラックなみりおさんは「彼女は僕に心を残したまま嫁に行くのだ!彼女が悶え苦しむ姿がみたい。あいにいったろー」と、聡子の女中、蓼科◆みほねーさんを脅して聡子との逢引を強要する。ひぃいいいどんだけ曲がってるのこのイケメン!どうしようもねえな!

聡子は口では拒みながらも、心に募るキヨさんへの想いに遂にキヨさんに抱かれるのであった。そして、ここからは密かな逢引が続きます。キヨさんと聡子は互いを強く求めながらも、少し違う考えを持っているように感じました。キヨさんは、本当の意味で本質的なものが見えていない。か、見ないフリをしている。いつか終わる日がくることから目を逸らしている。一方聡子は、分かっている。近い未来に終わりが訪れること、そして罪の重さ。全てを理解した上でキヨさんの手をとっている。そんな二人の浜辺で踊る場面は本当に美しく、切なかった。

そして、聡子の解任が発覚。このシーンのみほねえさんとみゆちゃんの歌合戦は震えました。ひぃいいいみゆちゃん負けてないよかっこいいよ!そして、みほねえさんは己の責任から自殺を図り、文書にして二人のことを公けにする。聡子は子供をおろしに大阪へ行くことになる。そして、駅に駆けつけるキヨさん。この辺から、どんどんキヨさんが美しくも哀れな人になっていきます。すがってもすがっても、もう遅い。覚悟をしていた聡子はキヨさんに別れを告げる。
そしてキヨさんはみほねえの手紙を父親◆ゆうまくんに読まされ、全てを知る。そして「返してください、彼女は僕のものだ!返してください!」とすがる。ほいだらビリヤード棒をもったゆうまくんにボッコボコにされる。「”ひっかかりはない”ってゆーたやろ!!」と。いやいや、まさにその通りでございますよ。この事態は、キヨさんのプライドとか、意地とか、そーいったものが招いた。避けられたはずの未来だった。自尊心にまみれて相手を許す心・思いやる心が霞んでいたキヨさんのせいなんですよ。だからそれができなかった彼は、哀れで、みじめで、誰よりも人間くさい。意地とかプライドがゆうまくんのビリヤード棒にバッキンバッキンに折られていく様が哀しい。そしてまた、このぼこぼこにされるみりおくんが美しいので困ってしまう。(そーいうのはいい)

いつか、彼は二人の王子に自分がよく見る夢の話をした。棺に入っている自分を、そばで自分が見つめている、と。そして今、彼は色んな人々から責められ、囲まれ、自責の念と後悔にまみれている。そして、幼い頃の自分にも責められる。「彼女を返してよ!」と。そして遂に子供の自分を斬ってしまう。棺からバーン!と子供の自分が出てくるシーンは鳥肌がブォワアアアアア!!でした。そう、彼を殺したのは彼自身だった。くー、素晴らしいよ!!!

そして、聡子とママ◆和葉ちゃんは月修寺門跡◆白雪さちちゃんのもとへ挨拶にいく。白雪さちちゃんの上手さに脱帽。この子、絶対大河に出てるわ!としか思えない落ち着きっぷりと尼さんぶり。素敵!抱いて!レベル!(うるせえ)
そして夜、聡子が姿を消し、心配するママ。刃物で自分を切る姿が見え、バーン!とママが障子を開けると、そこには髪をじょきじょきにした聡子の姿が。それを見て「良かった……。そう…御髪を下ろしたのね…」と泣きながら言うママにボロ泣き。そうだよね、生きてさえすればいいんだよね。じょきじょきの娘を見てもなお、生きていることに「良かった」と言ったママに超泣けました。

そして出家した聡子を、フラフラ、ボロボロの体で訪ねるキヨさん。かつてのプライドと自己愛にまみれた姿はなく、ひたすら彼女を求める姿のキヨさんに泣ける。寺に行っても門前払いをくらい、「会えるまで何度でもきます」「元気にやっているのですか…よかった」そう言って、彼はついに雪の中で倒れる。そしてパパの腕の中で朽ち果てる。パパが「松枝…!」とだけ呟くのが良かった。「なんとかー!」と叫ぶのはもう見飽きたからね!とうとうあかんかったか…と少し諦めた表情で言うのがまた何とも言えませんでした。


以下、色々。
・プロローグのみりおくんが布の下から登場するのが物凄いかっこいい。

・みゆちゃん、凄かった。顔はあゆちゃんぽいなーと思ってたんですが、強い女性だった。哀しい未来を見通したような、少し悟った表情をふと見せるのがまた上手い。

・としくんが本当に素敵だ。いつになったら真ん中に立つ彼が見れるんですか。己の情けなさ、ふがいなさを歌い上げる彼の男前なこと!みね◆晴音アキちゃんとのラブシーン、としくんがあんなにイケメンな姿を初めて見たかもしれん。暗闇の中、押し倒したままごそごそしてんのよ!ちょっと何やってんのよあんたたちー!あたいも混ぜなさいよー!と客席でうきゃうきゃの俺!(いらん)

・ところで、「飯沼、こっちへおいで」と飯沼とみねの仲をじわじわと口にするみりおくんのいやらしいこと!なんて悪いんだ!それを自覚していないところも恐ろしい!いたぶられるとしくんの可愛いこと!(オイ)

・キヨさんの父親◆ゆうまくん、上手いなあ。「いいから読まんか!!」とキヨさんに凄む所、ビリヤードでぶっ叩くところは震え上がったわ!しかし悪いなこのおっさん!親父がこんなんやから子供も性格が歪むのよ!反省しなさい!んもー!(おかん気取り)

・パパの回想シーンが良く分からないところが多すぎる。回収できないなら入れなくて良かったんでは??房子のくだりも然り、裁判のシーンも。あれは、人は情熱のままに行動するとわが身を破滅の道へと進めてしまうこともある、そして実際にそうなった人を自分の友人(キヨさん)と重ねているということか?だからといってとめる訳でもなく、むしろ見たい!って言ってるし、何なのこの人どうしたの!そしてやたら回想シーンで縛られてるのはなんなの!(笑)


そして、ラストシーンの直前に鳥肌が立った。
寺を訪れた本多、月修寺門跡に二人を合わせて欲しいと乞う。断られ、立ち去る本多。そして月修寺門跡が屏風の向こうの聡子に「松枝様がこられていますよ」と告げる。
そして、聡子は答える。


「松枝様とは、どなたですか?」


…いやあ、深いなあ。



見所絵。
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雪が降る。心に砂が、募っていく。


次は月組全ツ!
まさるりに会って来るわよーん!
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