君なしの未来など、もうこの世にはない◆ロミオとジュリエット

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こんばんは、akaneです。
梅雨に入って参りまして外はじめじめ、私の心の雨も止みません。じめじめしております。それはひとえに、仕事で夏に大きなイベントを控えているからなのでございます。偉そうなくせに小心者のワタクシですので、無事にイベントを終えるまではビクビクそわそわしてることでございましょう。
てなわけできのこが生えそうな心をカラッと乾燥すべくファイヤーでホットな星組さんに行って参りました!

もうな、アレだぞ。
この舞台を見ないなんてありえない。
今すぐ財布を握り締めて見に行くべきなのだ。

観終わってまず感じたのは、やっぱパネエな星組!ヾ(*´∀`*)ノということです。
まさに飛ぶ鳥を撃ち落す勢い。じめじめakaneを撃ち殺す勢い。
初日から二日目なのにこの完成度。終始鳥肌たちまくりでした。一人一人が本当に丁寧に演じてるなあというのがひしひし伝わってくる。初演の貫禄といいますか。とにかくものすごく良かった。三回では足りなかったかなと後悔なうでございます。

以下で感想です。
 
ロミオ◆ちえぽん
少年だ。あれ?おかしいな…目をごしごし…あれ?少年だ!!という感じでした。なんだそれ。この学年にして、ものすごくフレッシュ。ものすごくピュア。再演ということで少し余裕もあるのか、イキイキしてはるのよこのお方。ぴちぴちなの!いちいち可愛いんだ。綿毛のフッも「騒ぎを起こすのはやめろお」も恋に落ちた表情も「おやすみ!」も何もかもが可愛い。バルコニーにて、「その名はロミオ」って言われたときの「えぇ!おれぇー?」みたいなそわそわ感とか、神父さまにまとわりついて「違いますぅーぼくですっ☆」のシッポふりふり感とかな。ねねちゃんとは、え、あんたら本当に初対面なの?というくらい、天使の歌の時から物凄いイチャイチャしております。あら!?こんなに最初からラブかったっけ?!と混乱(笑)本当に運命の出逢いで、一目見た時から恋に落ちて好きで好きでたまらなくて、だからこそああいう終わり方になっていくんだなあと思わざるを得ない。この人しかダメなんだろうなと。そりゃあ、この人がいなくなったら追いかけていって当たり前だよなと思うくらい想いの大きさが分かる。そして、友達に囲まれながらもいつも死の恐怖に怯えている。ちえごんの僕は怖いには鳥肌がたつよ。またマカゼくんとちえごんのビジュアルの相性がよいよね!マカゼくんに翻弄されるちえごん!良いよ良いよ!僕は怖いリプライズでの「悪い夢が現実となって…」のくだりが悲しい。とうとう少年が見ていた悪夢が正夢となる。大切な彼女を守れるのか、そばにいれるのか。ぐちゃぐちゃな思いと犯してしまった罪の重さに押し潰されてロレンス神父にしがみつくちえごんの悲しさよ。あんなに大きくてたくましいちえごんがとても小さく見えました。
そして、とても良かったのは霊廟。「終わりだ」がもう本当に終わりなのよ。彼の心は死んだ。ジュリエットの身体を起こして抱き締めて歌うのにも泣けたよ。ジュリエットの手を胸にあてて嘆く。そして毒を飲んで倒れるちえごんは客席と反対を向くのですが、頭から首にかけての後ろから見たラインのセクシーなことよ!(こんなときにすみません)
台が起き上がったときのちえごんもめちゃくちゃかっこいいので見てね!
そしてラスト。天国で向かい合う二人が、静かな表情からくしゃっと笑って抱き合うくだりが本当に好きだ。そして、本当に楽しそうにじゃれあうんだ。現実の世界ではできなかったことを、天国で思いきり楽しむ二人に良かったね良かったね!と鼻をすする。最後の抱き合ったロミジュリの顔に幸せが溢れすぎて私も一緒に昇天するところでした。危ない危ない!(すみません)

ジュリエット◆ねねちゃん
こちらもぴっちぴちでございます!優しい形の眉で、ふわふわな少女でございました。うんうん、16の乙女な!間違いない!異論は認めん!
天使の歌での肩だし衣装を見て、足も肩も細いなー天は二物も三物もお与えなさっている!と惚れ惚れしておりました。
そしてバルコニーでのロミオとのやりとりがすごく可愛かった。なんでここにおるねぇん!というびっくり顔とか、誓うのはやめて!!という必死さとか、暗転前のチューしてもた!ウキッ!みたいなくしゃ顔とかめちゃくちゃ可愛からなオイ。乳母とのやりとりもいいんだ。ばあやばあやって見ていて微笑ましく、温かい気持ちになる。それでいて二幕は辛い。乳母の言葉の裏まで見る余裕なんてそりゃないけどなあ。毎回思うけれども、乳母とすれ違ったまま逝ってしまうのが悲しいよ。ふぇぇん。
ロミオと同じく、出会った時からロミオが全て。ひばりの歌では、行かないでとロミオにすがったり、ロミオを包み込む愛情に溢れたジュリさんが好きすぎる。結果的にはこれが最後の二人でいる時間になったんだもんなあ。協会での「私には無理です、あの人なしで生きるなんて考えられない」のフレーズをロミオとハモるシーンが、切なくも大好きです。
霊廟では、ロミオが死んだ後ちょっとだけ間がほしい(笑)横たわるロミオの横で幸せいっぱいで歌うねねちゃんが悲しいよ。ロミオの死に気づいてからの演技は、初演の時より上手くなったなあと感じました。言葉では説明ができないのだけれども!
天国で踊るロミジュリは上記にも書いたように大変幸せそうなんだけれども、ねねちゃんが可愛いんだ。ちえごんのチューをだめー☆って手でガードしたくせに不意討ちでほっぺにチューしたり、ロミオが視界から消えて一瞬とても不安げな顔になるのだけれども後ろから顔を見せたロミオを見てくしゃっと笑ったり。なんだこいつらかーわーいーいー。しーあーわーせー。可愛い可愛いトップコンビでございました!

マーキューシオ◆しーらん
しーらんがマキュ!きっと血の気の多いあんちゃんなんでしょうな!とハスハスしながら見ておりました。ベンマキュともにダンサー二人なので、仮面舞踏会とか「町に噂が」のダンスシーンのかっこよさよ!すごいの!もうすっごいの!(ボキャ貧)
一幕に感じていたのは、私のしーらんのイメージがマキュに似てるなあということでした。マキュがしーらんに見えてくるというか。面白いなあフフフと楽しんでましたが、二幕だ。二幕からがやばい。しーらんの演技力に圧倒されたのは乱闘シーン。なんという乱闘の上手さか。乱闘するために生まれた来たようだったぞ。(どんな)
このマキュさんはちゃらいし喧嘩っ早いあんちゃんなんだろうが、恐らくプライドは相当高いと思いました。なので、「ピエロだ」とティボに言われた時にしーらんの表情が一気に変わる。歴代のマキュは初めはちゃらけ、乱闘の中で少しずつキレていくという感じでしたが、しーらんは早い段階でスイッチが入る。ちゃらけた表情はなくなり、口角がひくひくあがる。まさにぷっつん。「あ、この人キレた」と感じました。そして一気にボルテージが上がっていく。もうティボを見る目に冷静さがない。とびかかっていくように踊る。それでいて「奴は俺を…」のくだりはちゃんと聞かせてくれるのも上手いなあと感じました。ヒートアップしすぎて叫ぶとかではなく、あふれ出した怒りをまっすぐティボにぶつけているという感じ。止めるロミオを「どけえ!!」と振り切ろうとするのもしーらんマキュらしさが見れました。最期のシーンではなんで止めようとした、お前の腕の下から刺されたんじゃあ!!というロミオへの怒りと、でもどうしようもなく大切なロミオへの思いが入り混ざったようなしーらんの表情が頭から離れません。心底、マキュの無念さを感じ、それを僕は怖いリプライズでダンスにのせる。またそのダンスがうまいんだわ!表現力に脱帽しました。しーらんの起用にありがとう劇団さん!と投げキッスを贈ることにします。(そしてバットで打ち返される)

ベンヴォーリオ◆まこっさん
まこっさんが出てきた時ものすごくとよぽんを思い出しました。星のベンさんはこのスタイルでいくのね!ド金髪ショートでございます。私が死ぬまでに一度はしてみたい髪形でございます。心底どうでもいいわ。
そしてこの人年齢不詳すぎる。見た目はやっぱタッパも合わせてロミオが一番年上に見えるのに、ベンさんの方が年上に違いないと確信したのはマブの女王のところ。「ロミオには無理かも」の言い方がマジで年上のにーちゃんでしてさ。おお、この人にーちゃんだよ!ちゃらいにーちゃんだよ!ということがビンビン伝わり、「そんなことせーへんよぉ」みたいなちえぽんが一気に年下に見えたという。イッツァまこっさんマジック!そしてこのベンさんはとにかくマキュを溺愛しておりまして、一幕はとにかくマキュの頭をなでたり肩を組んだりしているのです。何て過保護なおにーちゃん!一人下さい!
演技も上手くて自然なんだ。ロミオがティボルトを殺してしまった時の「僕たちは犠牲者だ」のところでロミオの肩を抱くのは月組に引き続きありまして、大変よかったです。うぉーんベン兄貴!!
そしてまこっさんと言えばダンスもピカイチですが何よりその美声。CD音源かと思うほどぶれない音程と美声。「世界の王」のコーラスやハモリはさすが!「どうやって伝えよう」も本当によかった。静かな焦りや不安を感じました。最後、霊廟でうなだれるまこっさんやロミオの頭に触れて表情を崩すまこっさんに涙ぽろりんちょ。この人本当に歌えるし踊れるし芝居もできるし何なのスーパーマンなの?新公ロミオも見たかったよぉぉぉぅう。

ティボルト◆べにこ
つり上がった眉毛とおめめ。目尻が赤いので石川五衛門のようでございます。とても丁寧に演じてるなあというのがひしひし伝わってくるティボさんでした。とにかく上手くなったなあ、と感服しました。歌にせよ、抑えた演技にせよ。べにさんがティボをやると聞いたときからきっと血管ぶちぎれティボルトさんになることだろうと思いきや。バカまっすぐにうおおおロミオしねええええジュリエットらびゅうう!という微笑ましいティボルトさんになることだろうと思いきや。なんだかとってもいってしまわれてるティボさんでした。悲しいくらいに壊れてしまってる。純粋さは全て環境や弱さに歪められて、ジュリエットが自分を救ってくれる唯一人の人物だと思い込んでるような。そしたら怖い顔がだんだん悲しく見えてくるんだよなあ。ロミオとジュリエットの結婚を知ってからなんてもう大変。彼の中にあったさ最後の光みたいなのが完全に消えたような。「復讐してやる」「ロミオの心臓をえぐりだす」「奴の屍前にしてジュリエットに告白しよう」というティボ見てたら、本当にこいつやっちゃうぜ…脅しとかちゃうでみんな!という感じでした。階段でジュリエットへの愛を叫んでいる姿なんて本当に痛々しいし、とうとう本当にいってしまわれた…という感じで観てました。べにこ帰ってきてー!
乱闘シーンではぶちぎれくるかと思ったら抑えた演技で、その分見ごたえがありました。「しーらんリーダーをとめて!リーダーを元のリーダーに戻して!あ、でもしーらんもそれどころじゃない!!」という感じでハラハラとティボvsマキュを見ておりました。ロミオに刺されてから死ぬまでも、うまいなべにこ死に方!ベンさんの時はあんなに大がかりな死に方やったのに!というかんじ!はっちゃけたべにこも大好きだけれども、色んな顔を見せてくれるべにこに期待が膨れるばかりです。ベンさんも超楽しみにしている!!!

乳母◆さやかさん
ほんとにこの人すごいよ。期待どおり完璧に乳母。完璧におばはん。笑い方はさやかさんのままですが(笑)南太平洋の時は完璧におっさんやで!と言ってたんですが今回は完璧におばはんやで!とあっぱれ。変幻自在でございます!
歌もすげー上手で男役をちらつかせる違和感がない。コロちゃんとの歌のハモりの綺麗さよ!
んでもって「きれいは汚い」でも、扇子の使い方が完全におばはんで感心しました(笑)その辺にいる男どもの頭をぱんぱんそれで叩くのがおもろい。しーらんに胸を掴まれるとちょっとはにかんでるのがまた笑える(笑)こら、照れんな照れんな(笑)
そして役作り。ものすごくシンプルで分かりやすい。ジュリエットをこの上なく大切に思っている。だってあの子は私の子だから。これに尽きる。他に余計なものがない。だからこそ、彼女がロミオを望めば全力で旗ふり。自分の手をすり抜けて大人になっていく娘の幸せだけを願う。乳母ソロではもう涙ぽろぽろでした。完全に母の顔をして歌っていたからさ。「私にありがとうなんていわないで」と優しく言うさやかさんの顔が完全に母。うぉーんうぉーん。
ジュリエットがおとんに叩かれた時、おとんを睨みつけようとしてすぐに心情を察して表情を変えるのもまた上手い。上記にも触れたように、彼女は本当にジュリエットの幸せしか考えていない。今だけのことではなく、遠く先まで死ぬまで幸せでいてほしい。そんな気持ちが分かるからこそ、いわゆる乳母の裏切りもストンと腑に落ちる。自分の娘に、人殺しで町を追放された男と大金持ちで何不自由ない男。どちらを選んであげるべきかは明白である。ただ、ジュリエットの本気さ、幼さ、一途さ、純粋さを全ては把握しきれていなかったのかなあと思う。彼女が死を選ぶなんてことは、きっと乳母は想像してなかったんだろう。自分の愛しい娘が、自ら死を選ぶなんて。死を選ばざるを得ないほどに、恋をしているなんて。うぉーんうぉーん。(もっと可愛く泣けんのか)


その他の人々
・パリス◆みっきー…思ったより普通のパリス!そんなにきもくない!てか普通にイケメンよ。ちょっと前髪がバグってるだけで。でも仮面舞踏会で放心状態のジュリエットにワインをこぼされて「のォーーーー!!」と叫んでたのがちょっとツボに入ったぞ。そしてティボルトのお悔やみにきたくせにこれっぽっちも悲しくなさそうなのがいいよね!「祝い事が一番」といわれたらちょっと半笑いになってるのが腹立つ!(笑)

夫人二人◆コロちゃんとあこにゃん…なんて力強くて頼もしい二人なんでしょう。最強の「憎しみ」。完璧な「憎しみ」。胃が踊るハモり。あの難しい歌をよくもここまで…!!ともうひれ伏す。

・ポニテしゅうくんのイケメンFFふたたび。まじかっけーよほねっこ!

・死のマカゼくんかっけえええええ。マカゼ死のビジュアルが好きすぎて埋まる。埋没する。いたるところからすっと出てくる不気味なところがまたいいよね!よっ、この死神顔!日本一!(すいません)

・どいちゃんのダンスが優雅すぎてさすがさすが。最後に二人を眺めているどいちゃんの顔が綺麗なおねえさんすぎてときめきました。それにしてもエメでのどいちゃんvsマカゼくんを見逃してしまったのが残念。

・柚長のフラメンコが素敵でした。美しいよなあホントこんな風に年取りたいよ!


フィナーレ。
・べにこが銀橋で「バルコニー」を歌う。「僕はもうロミオじゃない」と。いやいや最初からロミオじゃねえ(笑)なんてヤボな突っ込みはしてはいけない!

・男役のナンバーとダンスがかっこよすぎる。中でも釘付けになってしまったのはまさにマカゼくん。うぉおお…マカゼが本気を出してきやがった…コイツ…腰ふりと不敵な微笑みを習得しやがった…こいつ…くっそ…かっこいな…(ぽっ)と言う感じでまさにオペラグラス愛。めっちゃくちゃかっこいいので皆さん見るように。死のメイクなので顔は青白くまつげバサー!でもかっこいいので。そしてちょっと髪の毛の伸びたピンク肌のどいちゃんが素敵。中性的でもちろん踊りも最高。そしてしーらん。キレッキレできめっきめに踊る野生のかっこよさ。星男たまりませんのう!

・デュエダンではねねちゃんが金髪ショート。ひーとんびープロローグの月娘みたいな。とってもよく似合っております。そしてこの二人のダンスはいつも通りアダルティで愛に溢れてて幸せいっぱいでどうもありがとうございます!と言う感じです。もう、お互いこの相手じゃないとダメなんだろうなあ、なんて思わせてくれる息のぴったりさと、物凄くいちゃいちゃしていちいち顔をくっつけてらぶらぶしてるのにそれが限りなく自然だという驚き。ちゅーが似合う二人だと思います。本当に良いカップルだ。


見所絵。

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ぶちぎれしーらんに心奪われました。


ではでは。週末にまたまたロミジュリ。次はBパターン!
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