なぜなら、皇帝だから。◆眠らない男・ナポレオン

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こんばんは、akaneです。

やっとよ!やーーっとよ!!
アタクシ、やーっとナポレオンにありつけたわよ!遅いわよ!

ホントは数日前に見に行くはずだったのに、親にチケットを譲ってやったので(えっへん)見に行けなかったわけさ。
なのでハンカチを噛み噛み、いいんだもん!別の日に2回見るんだから!と鼻息荒くこの日を待っておりました。

しかも、私はまだ見てないので「絶対ネタバレすなよ!」と言いつつ、しっかりめちゃくちゃ大事なことをばらしてくれるおばはん。「言うなっつーねえええんんん!!!」と絶叫いたしました。おばはんめ。

おとんは初宝塚やったんですが、みほねーさんがえらく気に入ったらしく「歌うまいああの人!」と絶賛しとりました。そうだろ!そうだろ!と言っときました。(おまえじゃない)


自分が見るまでは情報入れるのがやだったので、本当に真っ白のまま行ったら歴史的なストーリーを追うのに苦労いたしました。あほなので。
ではでは、以下でそのあほな感想です。
おもしろかった。

これに尽きます。さすがイケコ。多少のことはさておき、しっかり客を満足させてくれるあたり、本当になんて仕事のできるおっちゃんなんでしょう。本当に感服せざるをえない。
音楽も素晴らしかったです。でもやっぱりどことなくロミジュリを思い出させるようなメロディーもあったり。

そしてそして。
宝塚の誇るゴールデンコンビ、ちえねね。

さすが、5年間コンビを組んでのこの仕上がり具合、最高よ。散々今までもたくさん見てきて何をいまさら、という感じですが、今回改めて思いました。

なんちゅうかかんちゅうかakaneさん、あんまり娘役が一歩ひきすぎる宝塚のスタイルはそんなに好きではないの。男役ありきの娘役、なんて言葉もそんなに好きくないの。あら、こんなこと言ってる時点でヅカファンを名乗ることを許されないかしら。でも好きじゃないんだからしょうがない。
んで、今回の脚本とか演出が特にそうなのかもしれないけど、お芝居や最後のデュエダンともにその宝塚スタイルをぶち壊してくれたので爽快!すっきり!楽しい!最高!っちゅーかんじよ!

ナポレオン◆ちえごんがなぜジョセフィーヌ◆ねねちゃんを好きになったのかもよく分かります。
バラスの夜会で、生まれや育ち、身なりなどからバカにされ、相手にされなかったナポレオン。そんな彼に、手を差し伸べてくれたジョセフィーヌ。彼女は、彼の大砲のにおいが好きだと言った。そりゃあ好きになっちゃうよなあ。
銀橋でのちえねねのやりとりがめちゃくちゃ可愛かったわよね!ねねちゃんが聞くこと聞くこと全部に自信満々で答えていくくせに、「…女は?」って聞かれたら無理やりチューして「挑戦するっ」と答えるちえごん。体育会系なアプローチですな!(笑)

初恋をした少年のように浮き足立つナポレオン。彼女のためなら軍服も洗っちゃうわよ。ジョセフィーヌと再会した時は思わずかっこつけちゃう感じがまた可愛い。いやあ、いいねえ。娘役のほうがおねえさんというのがいいよ!

ちえねねラブシーンは、照れるより感動でした。赤面しなかったんだぜ、この俺が。すげえだろ。なんだろうな、もう二人が愛し合いすぎて。カップルすぎて。宝塚独特の大げさな絡みでなく、本当に自然で。ザ・ナチュラル。ねねちゃんからのチューなんてあんた、もうねっ(机バンバン)あまりにも二人がカップルすぎて、お似合いすぎて「この二人、お互いこんなに素敵な人と恋に落ちてたら、この先退団して他の人と付き合えるんだろうか…」とかどんな心配やねんということを心配しておりました。壊れております。

ナポレオンさん、求婚もスピーディー。ぷんぷん怒って「女王にはなれないわ…」とつぶやくねねちゃんのお可愛いことよ。そんでもって、役所に書類を提出していくときに「名前変えてよね」「君も変えるんだね」「お兄さんの生年月日書いてよね、あたしは妹のやつ書くから。そしたら同い年になるから」とかごちゃごちゃするもキスをして幸せそうに微笑む二人がいいんだよ最高!フォウ!

とまあ、ジョセフィーヌの前ではデレデレ爆走型体育会系兄ちゃん全開のナポさんですが、戦い中はめちゃくちゃかっこいいのよ。どんだけかっこいいねんちえごん。どんだけナポレオンやねん。という感じ。またイケコさんは盆の使い方がうまいからさあ、盆が回りながらちえごんが歌ったりとかかっけーのよ!

戦場からジョセフィーヌに熱烈ラブレターを書くものの、ジョセフィーヌは新しい恋人とお楽しみ中。ちえごんの「ねねちゃんをここに連れてこんかいソング」が好きです。(なんやそれ)でもジョセさん、恋人を連れてちえごんのもとを訪れるとかいい度胸よね!大砲で撃たれますよ笑 わりとひどいよね。そして妻の不貞を知って大ショックを受けるちえごん。

でもこのジョセフィーヌさん、引かれると弱いのだった。ナポレオンからの手紙がとだえると、いかに彼から愛されていたかということ、そして、いつのまにか彼は自分の中で物凄く大きくなっていたことを思い知るのだった。心が折れかけたナポさん、自分の気持ちに気づいたジョセさん。銀橋であなた、きみなしでは生きていけないと歌う二人。ロミジュリでも似たようなセリフあったけど、やっぱり状況が全然違うので全く別物ですね!

いかにナポさんを愛していたかを叫ぶねねちゃん。裏切られたし、苦しめられたけど、やっぱりナポさんは彼女を離すことはできなかった。ついに本当の意味で結ばれる二人。良かったね!

でも、二幕になると状況は変わっていく。皇帝になったナポレオンは、愛に生きる男だけではいられない。世継ぎを作るには、新しい妻をめとって子供を作らないといけない。愛をとるか、国をとるか。そして彼は苦悩の末、国をとる。なぜなら、彼は皇帝だから。

子供ができないことに苦しみ、そしてナポレオンからつきつけられた離婚に絶望するねねちゃん。しかし彼女は、いう。彼が、あの彼が夢をあきらめる姿を見たくないんだと。彼を愛しているからこそ、この身を引くんだと。思わず礼くんと同じ表情でねねちゃんを見てました。泣ける泣ける。一幕の、愛より女王に君臨することを考える彼女、退屈しのぎにイケメンに手を出す彼女はもういない。愛に生きる女性になっていた。

もう、この頃akaneさんはねねちゃんが出てくるたびに泣けて泣けて仕方ないので、ナポレオンⅡ世が生まれた!というお祝いの時に上手花道から暗転した中をしずしずと出てくるねねちゃんの姿、銀橋で、これで愛が報われたのだと歌う姿、そして再び去っていく背中に爆泣き。ナポレオンんんん何してんだよォォオオ。。赤ちゃん抱いてにこにこしてる場合じゃないんだよう。。

遂にナポレオンは失脚し、退位することになったとき、「王冠より大切なものがあったはずなのに」と気づく。
彼の目に浮かぶのはジョセフィーヌの姿。そう、そうなのよこのばかちぃいいん。おっせーよ!もう!このイケメン!ワイルド!ダンディ!(ほめてんだかなんなんだか)

病気をおして、ナポレオンの流刑地を地中海の暖かい島にしてくれるよう許しを乞うジョセフィーヌ。そして彼女は息絶える。幸せそうな顔をして。そうだ、彼女は彼への愛をまっとうして最期を迎えた。幸せ、だったのかはわからないけど。

最後はスモークの中で高らかに歌うナポレオン。そしてくるりと背を向け、勇ましく歩いていく。彼の道は、正しかったのかわからない。でも、最後まで彼はナポレオンだった。その背中はあまりにも目が眩むくらい、勇敢なものでした。

最後こそナポレオンとジョセフィーヌが一緒にいる姿を見れるかとおもいきや、それはなし。宝塚的にはおーう!まじかい!って感じかもしれませんが、芝居だけを観たら何も変じゃないんだよね。一人で幕を閉じなければならない道を選んだのは彼なんだ。なぜなら、彼は皇帝だったから。


いろいろ。

・プロローグテンションあがるわね!なんか星組を見るのは久々な気さえするよ!星組のイケメン、美女たちに加えてみほねーさん、みっちゃん!なんて豪華なんでしょう!アドレナリンでまくりよ!

・書き物をしたちえごんが高いところからウイーンと動く台に乗ってゆっくり降りてくる演出素敵!斬新だよね!あれってベルばらの馬車のやつなのかな笑              

・青年マルモン◆くれないさんが完全にブルギニョン(笑)今回はものすごくへたれメイク。見るからに優しそう。眉毛がハの字で可愛いんだ!青年ブリエンヌ◆しーらんが、ぼこぼこにやられまくってて面白い。(おい)金髪のぼっちゃん風でなんて可愛いんでしょう!ぶりっこしています!本当は上級生をぼこぼこにしたくてたまらないはずです!(笑)それにしても、雪合戦のシーン面白かったです。可愛いエピソードだよね。

・べにことじゅんこさんが同一人物!(笑)せんぱい呼びがおもしろくてうけてました笑

・フランス革命の下りとかは本当にスピーディーでついていくのに必死のakaneさん。思わず毛穴もガン開きよ!いきなりブルジョワの人たちが陽気に出てきたときは何事かと思ったわよ!「あら…?ど、どいちゃん…れんた…?」と完全においてけぼりをくらったわよ(笑)

・ウジェーヌ◆まこっつぁんが本当に驚くべき安定力。この学年にしてなんという貫禄なのでしょう。役は少年~青年なのに滲み出る貫禄。ふしぎだ…。そしてまた感動させてくんのよ。母親思いなのよ。一幕最後らへんの、ジョセフィーヌが不貞を詫びてナポレオンに愛を叫ぶシーン。「母の言葉を信じてください、お願いします!!」と言って頭を下げるウジェーヌ。二幕のジョセフィーヌとナポレオンの離婚が決まった時に「僕はすべての職を返上して、父と縁を切ります」「母さんはそれで平気なの…?」というウジェーヌ。そして母の決意を聞き、顔を歪めるんだ。もう泣いてまうわ。てか泣いた。びーびー泣いたわ。(きたない)

・ミュラ◆真風くん、もみあげの広いワイルドイケメンですよ!!登場の仕方がわりと謎ですが(笑)それにしても残念、真風くんも幼馴染だったら雪合戦であてられまくって「うえーん」みたいなへたれ真風くんが見れたのになあ!!(すんまへん)

・ねねちゃんの「女王になる」がまた難しい歌でなー!すげえなあ、こんな難しいの歌っちゃうの。

・ナポレオンが女にゾッコンらしいで♪みたいな歌のジョセフ◆まちゃこ・真風くん・しーらん・べにこさんとかのダンスがめちゃくちゃ可愛い。何あのはけかた!くぁーわーうぃーうぃー!

・バラス◆ひろさんの「役所がしまーるーぞー♪」みたいな歌詞になんかウケました笑

・ところで、タレーランみっちゃん。おかん曰く、ナポレオンが秀吉ならタレーランはくろだ官兵衛らしい。官兵衛うまいよ官兵衛。なんかあの杖とぎこちない歩き方もキャラ立ってていいよ!もじゃもじゃヘアを心配しましたがノープロ!かっけええええ!!!みっちゃあああんんんいい声ええええ!!という感じでございました。やっぱりメリーウィドウよりこっちの方が好きだわ。(まだゆーとるこいつ)それにしてもこのモジャモジャ髪と血の気のない顔色、薔薇の封印の新公を思い出します。イケコつながりなんでしょうか。物凄く舞台をひきしめてくれてさすがでした。うんうん。

・イポリットれいやくん、登場時は「なんてイケメンで若いツバメに手を付けて!」なんて思ってましたが、最終的にツッパるんかい!っちゅー感じでした笑

・レティツィア◆みほねーさん。うわさ通り、圧倒的な歌唱力。鳥肌バンバン。こんな歌ウマなおかんほしい!!ちょっと厳格で怖いけれども!でも悪い人ではないんだよなあ。ジョセフィーヌのことは大嫌いですが、ちゃんと常識人で息子のことを思っているんだ。跡継ぎ跡継ぎとおかんがうるさいのはナポレオンが選んだ道なんだからしょうがない。

・ポーリーヌ◆風ちゃんとマルモンのカップルがかわいい。「敵を前にしたらこうやってうんにゃろーって…」とジェスチャーの激しいマルモン可愛いよマルモン。そのあと真風くんとカロリーヌ◆わかばちゃんのやりとりになってる訳ですが、暗転したところをオペラで見てると、風ちゃんがべにこに何かを言って、びびりまくるべにこ。何を言ったんだ風ちゃん!とめちゃくちゃ気になりました笑

・エジプトの灼熱地獄でみんなやられてるとき「でもナポレオン一人元気~♪」みたいな歌詞にまたまたウケました。ちょいちょいおもしろいのはさんでくるよね笑

・一幕最後のシーンは本当に大盛り上がりでしたね。私の心が。大成功と大勝利を重ね、上へ上へとのし上がっていくナポレオン。その先には、何が待っているんだろうか?おかあの制止の声はもう飛び立ってしまった彼には届かない。栄光の光が幾つもの不安を掻き消していく。そして真ん中に立つ彼があまりにも眩しすぎて、もう別になんでもええわ!ナポレオン万歳!となってしまう。(それはアホなので)

・二幕冒頭の載冠式の豪華さよ!思わずakaneさんは「あの彫刻どうなってるんやろ…ハリボテなんかしら…よくできてるわね…」とか気が散ってました(笑)ポスターのちえねねのシーンもあって、興奮。いやあ、かっこいいなあ!でも、マルモンが他の部下たちよりも出世が遅れて「べにこぉぉぉ><。。。」となっておりました。またあのメイクがそう思わせるのよ…。そのあとの「あなたはどこへ行くのか」がまたいいんだ。まるで銀英んときのキルヒアイスとラインハルトです。それにしてもベニー、歌うまくなったねえ。

・子供が生まれないため苦しむねねちゃんに、「温泉へいきましょう~」と誘うおねーさまがたたちですが、アレ結局どうなったの?温泉の宣伝して客席に「ああ、温泉行きたいなあ…」と思わせただけ?笑

・ジョセフィーヌのことを強く愛していながらも、国を守るためには別れなければいけない。苦悩するナポレオンと、離婚をひきとめるマルモン。しかし、ナポレオンは自分に意見するマルモンに「俺を批判するのか!」という。彼はもう、幼馴染の言葉に声を傾けることもできなくなってしまっていた。

・政略結婚をタレーランとメッテルニッヒ◆さやかさんが悪だくむところはなかなか面白かったです。そしてアレクサンドルⅠ世◆麻央くんの驚くべきスタイルに圧倒されました。。どうなっとんねん……何頭身やねん……。そして、さやかさんとヒロさんが二役やってることは知ってましたが「さっきフェードアウトしたのにもう復活!!」といちいちわらけました。(何わろてんねん)

・いやあ、マリールイーズ◆綺咲愛里ちゃんもそりゃ惚れちゃうよね。だっていやいや結婚させられるとはいえ、ドアを開けたらこんなワイルドイケメンがいたらそりゃ身も委ねちゃうよね。イケメンな上に、寂しげな目をしてるとかどんだけキュンキュンポイントを加算してくるのよねこのナポさんね。

・モスクワ遠征がうまくいかなったところの説明は大変よくわかったので分かりやすかったです。分かりやすい説明ありがとうございます。(アホなので)

・どんどん家族、部下たちから見放されていくナポレオン。そうだよなあ。。こうなってくんだよなあ。真風くんの胸ぐら掴むちえごんの目が血走ってて迫力ありました。がんばれまかぜー!やり返したれー!

・戦争を撤退し、パリを明け渡したマルモンを責めるナポレオン。しかし、マルモンは大勢を救うためにやったのだという。その言葉を聞いて、ふっと「お前らしいな……」というナポレオン。ああ、やっと彼は昔の彼に戻ったのかもしれない。いろんなものを失って、いろんなものがそぎ落ちて、昔のように笑えるようになったのかもしれない。

・ところで、退位宣言へ署名するとき、後ろから一幕冒頭時のウイーンて動く台が銀橋にくるんだけれども……あれ、演出的にはすごくいいと思うけども……静かなシーンなので、ウイーンの音がめちゃくちゃ目立つうえに「もう少し後ろー」とかいうメンズの声が舞台から聞こえたり、舞台の後ろでドタバタしてる音がめちゃくちゃ目立って気になったよ……静かなシーンなので残念だぜ。物凄く気が散ったわ。あれかえてくんないかなー。

・でもあれだね、二幕ってほとんどちえねねさん会話してないんだね!宝塚的には変かもしれないけど、芝居的には良かったです。面白かった。3500円でこんなに楽しめるなんて。なんて素敵な場所なんでしょう宝塚。いますぐみんな劇場へ行きましょう!ああ、二回目見るのが楽しみです。



フィナーレ。

・ロケットのまこっつぁんがかわいすぎて。それにしてもみんな王冠をかぶってキンキラで、めでたいね!笑

・べにさんと真風さんのダンスがあって不思議な感じでした。なんか見てはいけないものを見ているようだ……(指の隙間からガン見しながら)

・メンズたちが踊っていると、大階段から静かに降りてくる女性。誰ですか。もちろん、ねね姫です。黒いドレスをばさーっと蝶のように広げ、なんてかっこいいんでしょう。衣装も、パンツのような不思議なスタイル。そして、デュエダンも素敵なんだ。二人とも、やっぱり”対等”で。大人の男と大人の女がお互いの存在を認めながら踊る。決して、どちらが上でも下でもなく。その象徴がねねちゃんの特徴的で目立つ衣装な気もしました。そしてちゅーでフィニッシュ。いやあ、いいなあちえねね。素敵だよ。

・シャンシャンが「N」で、ずらーっと光る「N]が並んでてきれいでした!


見どころ絵。

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「誰のおかげでここまで偉くなれたと思ってるんだ!恩知らずの裏切り者!!!」
ナポレオンさんぶっちぎれ。

ではでは、次回もナポレオン!
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