君の他に大切なものなど。◆王家に捧ぐ歌

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こんばんは、akaneです。

仕事中にふと思うんですが、私はへたれで視野の狭い専門職なので、本当は求められてることもたーくさんあるのになかなか腰が重いっていうか尻が重いっていうかで踏み出すのが下手なのです。環境が変わるのもイチから仕事を覚えていくのも面倒くさいので、今の仕事を深めていく方がどちらかというと得意なのですが。宝塚の人たちを見ていると、ポンポン組替えさせられて一生懸命新たな場所で自分を確立するところが素敵だなあと。アレを見てると、頑張らなきゃいけないなあってお尻叩かれた気分になります。ヤンさんはよく「宝塚は職場だから」と口にされてましたが、確かに仕事なんだからちゃんと求められたことにも少しずつ応えていかないとな、と思っています。たかたんたん。

さてさて。
実は、ワタクシ先週の月曜日に親知らずを抜きましたのよ。しかも3本一気に抜いたのよ。
どの人に聞いても「やめとけ、3本一気には」しか言われない中で強行突破したったのよ。(びびりながら)
結局、上2本はすぐに抜けたし術後も全然痛くない。下は鈍痛で死んでましたが、結局1本抜こうが3本抜こうが下は絶対痛いのよね。
結果的に一度で済んだので、3本一気に抜いて良かったかなと。昨日抜糸が終わったのですべて終了さ!もう痛みも腫れもほとんどないしな!
てなわけで、親知らず3本一気によく抜いたねご褒美で、本日王家行って参りました。

感想は以下に。二回目なので印象に残ったとこだけ。
ていうか、王家の新公超行きたかった……なんで行ってないのあたい…
 
・知らんかったのですが、今日はビザ貸切だったみたいね。私貸切公演応募するためだけにVISAにしたのに一回もちゃんと申し込んでいったことないわ。何してんねん。そんなことは置いといて、貸切公演だったのでいつも通りゆっくり行ってたら階段登ってるくらいで、すっしーの挨拶が始まってたので、あらーってなったわ。

・アムネリス◆うららちゃんなんだけどさ。散々ゆーているが私は割とこの方を愛しているのですぅ~(アムネリス様風に)。しかし、この方の歌、ものっすごいな。高音だけで言うとウメヅさんを倒したんじゃないか。素朴な疑問なんですが、以前からこんなにすごかったかな?確かに今までもベルばら新公とかnew waveでは気になりましたが、サンクチュアリとか翼ある人々とかはそんなにやった気が。あ、でもロバートキャパの時は思ってたかな。まあ、歌がそんなに多くなかったのか。俺は愛しているので結構ですが、今から好きになる人のためにもファイッ!芝居は良いし地声での歌はまぁまぁやねんけどなー。何せ高音なんだ。出るんだ高音!開け喉!

・「ナイルの流れのように~」の歌やっぱり大好き。オープニング!って感じ。

・やはり気になるてんれーの階段の降り方!(笑)もっといそげ!笑

・「お前は奴隷だ」の歌、エチオピアトリオがめっちゃ良くなってた!カマンテ◆あっきーも前回はまとびんに似てるな~と思ってましたがすごくアイーダに対しての怒りが出てて、あっきーのカマンテ!って感じ。サウフェ◆りくくんも涙出そうだったわ。憎いエジプトと…戦う力を…!って優しかったあのサウフェが!(いや知らんが)

・みりおんの「アイーダの信念」いいよねえ。最後の「うむ~だ~~けぇ~~~!!!」の歌いあげがすごくてだな。素晴らしい。

・凱旋のシーン、エジプト兵のダンスいいよね。今回は別の振付になってるけどまたかっこいい。どんっどんどんすっちゃっちゃ!ってやつ。

・華雪りらちゃんエジプト兵役ですごい勇ましくエチオピア人の首掻っ切ってるよ!っていうか、戦場のシーンでエチオピア人が複数のエジプト兵に囲まれてこれでもかってくらいに刺されたりしばかれたりしてるの見てたらもうなんか辛いよ。またエチオピア人がなかなか倒れないので余計に攻撃が長くてさ。

・スゴツヨ、あるんかーい!(ビシィッ!2回目)って前回あってんからそらあるわな。なんか前回は、「今回のスゴツヨ上手いねー!」とか言ってましたがなんかだんだん初演寄りになってきてるような気が(笑)みんな、変なシーンなのでやっつけになってるのかしら笑

・そっからのファラオの娘だから、の流れいいよね。スゴツヨもそうですけど「ファラオの娘」の振り付けも大好き。変だけど。(あ、こら)

・ある日ふと「みんなは私の愛を欲しがってるのでは?」と気づいちゃった若かりし頃のアムネリスちゃん下さい。

・女官のいじめシーン。アムネリスが去った後の女官の方々が一気に顔が怖くなるのがいいよね。はじめのせーこちゃんのドス声とかもう恐ろしすぎて夢に出てきそう(笑)また、なんかみりおんがほっそい肩を出してなんか折れそうなのよ。女官のみなさん、細いはずなのになんか怖オーラがすごくてごつく見えます!みりおんが床にべしゃべしゃ投げ出されたりしばかれたり首絞められたりしてる様子を見て、みりおんが死んじゃう!はよ!ラダメスはよ!アムネリスはよ!とハラハラしたわ。

・メンフィスの門の場面。初演のアイーダとウバルドの兄妹絡みが大好きだったので今回若干薄いのは気になりますが、みりおんの前に真風くんが立ちはだかる姿大好き。そして、まぁくんが歌ってる間家族三人で顔を見合わす所も大好き。

・まぁくんの「世界に求む」が最高すぎて涙出る。ほんと、王家に捧ぐ歌って歌ばっかで特に主演は難しい曲もたくさんあるのにホントこのまぁくんの安定感ってどうなってんの?さすが主演男役だよ。戦いしか知らない皆に平和を伝えるまぁくん。強くてたくましくて優しくて。そりゃアイーダもアムネリスもakaneも惚れるよ。(お前はいい)

・一幕最後、ラダメスを見るアモナスロ◆ヒロさんのわっるい顔!すでにこの時から悪だくみしとるな!

・今日も「美人選び」楽しく見させて貰いました。すっしー・りんきら・まっぷぅの神官メイクさ、なんか綺麗よね。眉なしやけどなんか雰囲気がいいのよ。冷たい感じ。それやのにダブルピースしてはじける神官たち。笑

・狂った(ふりをしている)アモナスロ登場シーン、ラダメスがめっちゃ警戒してばっとアムネリスを護ろうとしたり、ずいずい近寄ってくる様子にめっちゃ素早く後さずりして「!?」「なんやこいつめっちゃきもいやんけ」みたいな顔してるのが細かくていいよね。そしてアムネリスに「あの人どーしはったんですか」みたいにアイコンタクトを送るとアムネリッちゃんも困ったように頷く。ここの二人の言葉なしのコミュニケーションすき。

・ケペル◆あいくん、メレルカ◆ずんくん。あいくんがエジプト兵のどの場面でもかっこよくて目立ってます。トップハットの時は変態イタリアーノだったのね!(笑)そしてずんくんは顔は可愛らしいけど歌が上手いね!声もいい。新公みたかったなあ!

・何を隠そう貧乏akaneさん、どんな席でも構わないので今日は二階のいっちゃん端っこで見てきたわけだ。するとどうでしょう。銀橋のシーンとかで向かって奥側の人の顔が良く見える。なので、アイーダとラダメスの銀橋芝居なんてもう完全にみりおんアングルで見れたよ。(逆にまぁくんは後頭部しか見えない笑)この前のシーンと銀橋のシーン、アイーダとラダメスにとってはとっても幸せなシーンのはずやのに、アイーダの心の中がめまぐるしくいろんな感情が動いているのがよく分かる。これは後で書きます。

・今日も楽しみにしてたみりおんフルフル。特に今日はみりおんアングルなので可愛さ増量。そして「月の満ちる頃」に突入するわけですが。今日はみりおんの頬に涙がキラリしてたわけよ。それをイケメンラダメスが両手で頬を包み込みながら涙をそっと拭うのよ。なにそれ?イケメンなの?王子なの?恋が始まるの?明日会社休むの?って気が動転する俺。(うるさい)まぁくんの後頭部しか見えなくてもいかに二人が密着しているかがよく分かり、なんて幸せなひと時なのでしょうと浸ってました。みりおん可愛いしよ。

・そうそう。前回の感想では何故アイーダがアモナスロにラダメスから聞いた情報を漏らしたのか?と思ってましたが。今日はじっくり見ててなんとなくこうなのかな、と思ったこともあったり。本当の答えがあったらアレですが。「こいつ!ぶー!恥ずかしい!」とか笑わないでね。妄想爆発だからね。

アモナスロとアイーダの場面で、ラダメスの恋心を利用してファラオの警備が薄くなる時を聞き出せ、と言われたアイーダはもちろん始めは断るわけだ。勿論、彼女は戦いは戦いしか生まないと分かっているから。しかし、アモナスロはお前はエチオピアを捨てるのだな、という。お前のせいでエチオピア人は生きたまま焼かれ、救いを差し伸べる手はお前の母の手だ思えと。お前しかエチオピアを救える奴はいないのだと。アイーダは戦いは望まないがエチオピアは愛している。自分の国なのだから。アモナスロの言葉で少しアイーダの心が揺れる。そして揺れたままラダメスと落ち合う。だからこそ、最初のアイーダの態度はちょっとツンツンしてる。ラダメスの熱く真っ直ぐな気持ちにもすぐには飛び込めず「どうしたらいいの、私」となる。父に協力すること、エチオピアへの思いとエジプト人であるラダメスへの想いとの間で揺れ動く。

ラダメスのガツンガツンな熱い想いに、とうとう本当の自分の気持ちが溢れ出して飛び込むアイーダ。しかし、ラダメスの口からエジプト、ファラオという言葉が出ると冷静になる。アムネリスとファラオの親子の絆の歌を歌う場面、あれは自分とアモナスロのことでもあるのではないかなと今日思いました。「父親は娘のためにどんな願いも叶える」「どんなに言おうとどんなに望もうと親子の繋がりには叶わない」「父親と娘は離れられない定め」こういったフレーズ。また後ろでアモナスロが鳩もってうろちょろ登場してるしね。ファラオとアムネリスのことであれば、もうちょっと彼らだけを指すような言葉でもいいのかなと思うので。ラダメスを想いながらも、先ほどの父親の言葉もあり、「エジプトのラダメス」にはどうしても素直に傾けない。なんじゃかんじゃで一幕ラストで命を張って父を守ろうとしたり、父もまた娘を抱きしめたりとアイーダとアモナスロにも絆がある。

しかし、ラダメスは国を捨てると言った。エジプトのラダメスではなくなる。そして、自分も愛ゆえに国を捨てると決意した。それは、国とか父親とか、そういった呪縛からアイーダが解放された瞬間なのかもしれない。アイーダも人間だし、完璧じゃないから、もし完璧な反戦ヒロインならずっと戦わずに国を守ることを主張するかもしれないですが、彼女が一人の女として何もかもを捨てることを決意するのはむしろ人間くさいよね。でも別にわざわざアモナスロに教えることもなくね?という感じですが、やっぱり彼女はどこかで父親やエチオピアへの思いがあるんだろうね。いけないことだと、どんな悲劇になるかもわかっている。でも、もう自分は何にも縛られずラダメスと生きていくから。後はもう、お前らの好きにせえわしゃ知らんぞ、となってるのかな。むしろ、戦いをやめることを知らない、戦いがどんなことをもたらすのかいまだにわからないアホどもに、どうなるか教えてやるよ、くらいなのか。結末が分かっているから、実行するなら自分とラダメスが逃げてからにしてくれ、と言ったのかな。

とかまあ、色々アイーダの心の動きを考えてたら、アモナスロやウバルドたちに教えたことも少し納得がいきました。でもラダメスが逆に不憫極まりないですが…

・石室の銅鑼の歌はもう震えるよねー!あの緊迫感やばい。何回見ても「どうなるのー!どうなるのよー!!」ってなる。全部知っててもいそいそ去ろうとするラダメスをファラオが呼び止めるところで「んもーー!!なんなのよー!!!」ってなる。(あほか)

・ファラオ暗殺後、悲しみに暮れるアムネリスですがラダメスが裏切りを告白した後「静まりなさい!」と兵たちを制止させ、「たった今から私がファラオになります!」と宣言し、ラダメスの剣を抜き、自分の愛する男に剣を向け「裏切り者を、閉じ込めておきなさい!!」と叫ぶうららちゃんに涙出るわ。うう…あいつどんな思いなんだよぅ…父親を殺されて、裏切ったのが想い人なんてよぅ…うっうっ…

・ちなみに、ラダメスが情報を漏らしたと話したことに「なぜ…なぜそんなことをした!!!!」と胸倉掴んで悲しみに顔を歪めるあいくんがめっちゃ悲しいので見てね。

・全滅したエチオピア。結局、アイーダが言うように戦いは戦いしか生まなかった。しかし、今日のアモナスロさんの狂い度はちょっとソフトめでしたわ。前回の方がハードでした。アイーダとぶつかってこけるコント感も今日は薄かった(笑)でも暗転するときのアモナスロの笑っているような泣いているようなヒロさんの表情は、本当にうまいなあと思います。

・監獄の場面では、アムネリスがなんとかラダメスを救おうとする。アイーダに騙されたと言ってくれればあなたを助けると。しかし、ラダメスは自分は裏切りもなのだと一点張り。実際、観客から見るとアイーダはラダメスを間接的に裏切ったような感じに見えてしまいますが、さっきつらつら書いたアイーダの心の揺れと、あとは、ラダメス自身が一度は自分がエジプトを捨てようとしたこと、そして結局遮られちゃったけどファラオの申し出を断り敵国の王女と添い遂げようとしていること自体がエジプトへの裏切りだと思っているから。だから、自分は裏切り者だと言っているのかなと思いました。

・ラダメスが地下牢に降りていくところ、ほんと悲しいよ。石の中に強引にラダメスを押し込んだあいくんですが、最後にラダメスの差し出した手に向かってあいくんが手を伸ばしかけるところがまた泣ける。みんな見てね。そして泣き叫びラダメスの名前を呼ぶうららちゃんに泣ける。「ファラオが裏切り者の死を嘆いている」みたいなバックコーラス、うるせえ!!ってなるよね!笑

・真っ暗な舞台の袖で静かに歌い、呟き芝居をするまぁくん素晴らしいよ。良い声してる。ほんと、今日もひしひし思ってたんですが、ずっと真ん中で育ってきた人ってやっぱ上手くなるんだなあ。さっき黒蜥蜴の新公見返してたんですが、少年が大人になったという感じ。ほんとかっこいいし、安定感と言うか安心感がはんぱないよ。

・地下牢の中でアイーダとラダメスの指が触れるところでもう泣けちゃう。散々、アイーダが生きていることが希望だとさっきまで思っていた人が、自分と同じ、この光のない場所にいる。もう(アイーダが)ここから出られない、と二度も繰り返しつぶやくラダメスの気持ちが痛いよ。どんだけこの人アイーダのこと好きなの。アイーダを責めることだって許されているような立場なのに。「あなたはもう、私のすべてだ」という言葉通り、彼にとっては彼女よりも大切なことなどない。自分の命なんて。だから、ラダメスはアイーダが死んでしまうことを悔やんでいるように見える。でも、それはアイーダの「私たちは愛し合ったのよ。生きようと死のうと、それが全てよ」という言葉が救ってくれたんじゃないだろうか。

・アムネリス様の尊いお言葉に感動してたら舞台にドライアイスたかれてバックコーラスのエジプト兵がわらわらという感動のフィナーレ。もう一幕のヒール丸出しのちょっと高音が苦手なアムネリス様はどこへやら!もう美しいし素敵だし何かを乗り越えたような彼女がたまらない。しかし、後ろの植物がいつもちょっとシュールに感じちゃう!笑

・今日も息絶えて倒れていく二人の美しい絵柄に涙と鼻水ファイヤーでした。舞台は美しいのにワタクシの顔はばっちいぜ。



フィナーレ。

・舞台に一人で登場し踊るまぁくん。大階段からしとしとと男役たちが降りてくるの、いつ見てもたまりまへん。この流れ大好き。宙組さんはべるばら新公行ったのと、小さなハコでも割と下級生を見てたりするのでなんとなく顔が分かる。顔が分かるとやっぱり楽しいね。宙組の男たちが銀橋にずらっと並んでイケメンさをアピールしてくるんですが、なんかやっぱり組によってカラーが違うね。どの組もかっこよくてクラクラしちゃうんだが、宙組はなんだか大人びた感じのかっこよさがありますね。とかいっちょまえにゆーてみる。

・今日は端っこで見てたからか、なんかいつもよりもいろどりがすごく際立っててたり、なんかだかすごく贅沢に見えた!男役たちが銀橋でイケメンしてると階段には青い可愛いロケットたちがゾロゾロ。おー!という感じ。ロケットが可愛く踊ってたら階段には赤いサラサラ美人おねーさん軍団がゾロゾロ。おー!という感じ。(頭悪い感想)

・スゴツヨロケットは相変わらず可愛い。しかしスゴツヨアダルティーショーは…(笑)突っ込みどころが満載で困ってしまいます。まず、みりおん以外のおねーさんたちがお揃いのロングヘアーなんですがもうサラッサラなのよ。全員アジエンスのCM出れちゃうわよ。みりおん「…すごっすごっ」みんな「んつよっつよ」を2回繰り返し、みりおんみんな「すごくてぇ~~~」みりおん「…つよっい……」もうたまりまへん。恥ずかしいのと可愛いのとで(笑)それにしても、みりおんが「つーよいくににーは」と続けるたびに、フルコーラスなんかい!!と突っ込んでしまう(笑)それにしても、時々劇中歌をショー用に英語にしたりすんじゃない。もうどうせなら英語にして歌詞の変さ誤魔化したらいいのに、と思ってもよく考えてみたら「べりーべりーすとろんすとろんー」とか言われても余計変だわ笑

・美人選びは楽しい!みんなでヘイヘイ!男役たちのヘイヘイダンスが可愛いのよ。

・いやー、デュエダンも素敵でござんした。白い衣装で、みりおんは黒塗りのままなのでラダメスとアイーダが生まれ変わって、現世で再びめぐり会って踊っているようだ。よかったね。


今回も楽しい楽しい王家でしたとさ!
もういっかい行くかは迷ってます。


ではでは。
7月は観劇予定盛りだくさんです。とりあえず来週は週半ばにキャッチミー、週末に大海賊いってくるわよん!

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