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彼らはどうやって生きていく。◆WEST SIDE STORY

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こんばんは、akaneです。

一昨日の晩から東京方面に来る用事があったので、時間調整してWSS見て参りましたよっと。いやー、ホント観に来れて良かったなー!
日曜日の晩に夜行バスで帰ったのですが、次の日めっちゃ雪やったじゃないですか。一日ずれてたらえらいこっちゃでした!

さてさて、以下に感想です。

ウエストサイド物語といえばロミオとジュリエットをモチーフにしたお話で、舞台化は古くからとてもたくさん行われていて劇団四季でもやってますよね。スカジャンに金髪の集団といえばウエストサイド!!というくらいの認識で、実はちゃんと観たことのない作品。ウキウキと見て来ましたが、結構ずっしりくるお話でした。初見なのでアレですが、あまり救いらしい救いを感じないというか…。悲恋ものというよりは、もっと深いものをたくさん考えさせられるような。
あくまで個人的な感想でよく分からないこともあるかもしれませんが、ちろちろ書いていきます。

・不良グループのジェッツチームもシャークスチームも割とみんなの顔分かるな!と嬉しく観てました。さすがに結構な下級生は分からんけども。

・シャークスのリーダー、ベルナルド◆キキくん、黒塗りで黒髪!おっことまえー!宙組デビューなんだっけ??なんか全然違和感ないね!そしてジェッツのリーダー、リフ◆ずんくんは不良なんだけども見え隠れする気品と可愛さは隠せない!

・シャークスとジェッツのメンバーらがピリピリとすれ違ったり一触即発になってるの、みんなにっくたらしい顔して挑発してんだよなー!むかつくわー!そりゃケンカなるわー!!

・クラプキ巡査◆まっぷうの歪んだ顔芝居がすごい。アニメに出て来そうな顔だわ。笑

・トニー◆真風くん、可愛いな~!!
爽やかまかじぇの破壊力よ。。そしてシャークスとのケンカに、最近グループを抜けた真風くんも来るとメンバーに言っちゃったずんくん。真風にお願いしまくって二人でじゃれたりしてるの可愛い。真風くんとずんくんてそんなに今まで絡みなかったよね?なんか新鮮だな~!あ、でもエリザでは父子だったのか。

・ブライダルショップの場面。ベルナルドの恋人のアニータ◆そらくん、めっちゃくちゃ美女やんけー!ベルナルドの妹のおきゃんなマリア◆まどかちゃんと話す時の大人のおねーさん感がたまりまへん。「感じるのは…見たときじゃないよ」ってアダルトおねいさんぶりを披露してくれます。なにこれ!ウェ~イ!フゥ~!みたいなそらくんはどこへやら!!スカートの扱いも完璧じゃん。。キキくんとのイチャイチャなんかもう見てらんない。。ラブラブ過ぎて。。めっちゃ見てるけど。。キキくんの、そらくんを見る愛しい目がたまりまへん。この人いつも相手役さんにラブ過ぎるまなざしをプレゼントするよね!

・ダンスパーティーのシーン。そらくんとキキくんコンビのダンス、えびちゃんとずんくんコンビのダンスかっこよかったなー!そして司会のグラッドハンド◆穂稀せりくんの可愛いオネエくんぶり。笑

・マリアは兄のベルナルドから、シャークスチームのチノ◆りくくんと結婚するよう差し向けられててうんざりしてたけど、まどかちゃんとりくくんめっちゃくちゃ楽しそうに踊ってるけど(笑) 二人ともにっこにこでなんて可愛いんだ。それなのに、真風とまどかちゃん出逢ってしまうのよねー!二人にピンスポあたってもう少女漫画全開!出逢ってしまった感満載!

・もちろんベルナルドはジェッツチームの白人アメリカ野郎なんかが妹にちょっかいかけてんだからもう激おこ。でも我慢できないトニーはマリアの部屋を外から訪ねる。ロミジュリでいうバルコニーのシーンですね。パパが気付いちゃう!と焦るまどかちゃんに「パパに挨拶に行こう、きっと僕のことを好きになってくれる!」みたいな感じで、もう恋する真風は大暴走よ!落ち着け!(笑)しかし真風くんの「俺だけを見て…」はもう死ぬ。ありがとうございました。わかりました、真風くんだけを見ましょう。(お前じゃない)

・二人の歌う「Tonight」いいよね~。芝居を詳しく知らなくても、誰もが聞いたことのあるこの名曲。「ブロードウェイー・ガラコンサート」できりやんとたっちんが歌ってるやつが大好きでさ!真風くんとマリアちゃんの身長差が素敵だし、ちゅーが超素敵だし。真風くん上手いなー!

・女たちの場面楽しいな!そらくんセンターでさ、めっちゃくちゃ楽しそうで可愛いの…。娘役ちゃんの中にいても何の違和感もない。もうここには俺たちの知ってるウェ~イ!フゥ~!な和希さんはいませんよ。。ちなみにこの場面、フランシスカ◆水音志保ちゃんが可愛くてセクシーで目を引きました!

・ドラッグストアの場面。店主のドク◆えまさんを見てるとこの芝居に出てくる唯一の「正しい部類の大人」なんだろうなぁ、と思うんだけれども。正しいことを言ってるんだけど、なんというかもどかしさを感じる。でもリアルだなぁとも思う。鉄砲玉みたいな彼らたちの前では、こんな風に正しいことを悲しそうに吐き出すしかできないかもしれない。えまさんの芝居からは、彼らを矯正できない自分への無力さなんかも感じるものがありました。

・アクション◆瑠風輝くんの熱さ、ツッパリさ結構一幕では好きでした。激しい気性で、ライバルチームにぶつかりまくるところ。きっと彼がこんなに荒々しいのも、心の中に何かがあるんだろう。だからチンピラって言葉で片付けられたくないんでしょうね。

・シャークスに決闘を申し込むジェッツ。場所や時間を二人のリーダー(キキくん・ずんくん)が決めるたびにプップぷっぷツバを手に吐いて握手して憎々しげにしてるのが面白い(笑)そしてドラッグストアにシュランク警官◆すっしーが踏み込んできたら、シャークスとジェッツチームの渾身の仲良いフリ(笑)超うさんくさい(笑)それにしても、すっしー嫌なやつだな!こっちの大人はドクとは対照的に、子どもたちの悪さを圧力で押さえつけようとする。愛や心配ではなく、力でねし伏せようとしているんだな。

・ブライダルショップにて、トニーと会う約束をしてるのでアニータに早く帰ってほしくてたまらないマリアかわいい(笑)そしてそらくんがキキくんといかにイイコトしてるかをまどかちゃんに、「決闘のあとの彼はとてつもなく……」と言いかけて、「…スッキリしてるの」って下ネタ気遣ってくれるの優しい(笑)しかも兄貴のそんなん全然聞きたくないよなー!!(笑)そしてトニーが入って来るとすべてを察し、「…15分だけよ」と口をつぐんでくれるという優しいアニータ姐さん!

・そしてトニーがもう浮かれポンチすぎて見てらんない(笑)お前、どうしちまったんだよ!!ってリフになってブン殴りたいくらい(笑)ショップのマネキンを自分たちの父母に見立て、15分で小芝居しながら結婚のOK貰って結婚式までやっちゃう二人!なんというスピーディーでたくましい妄想か!こんなの誰にもとめらんないよ!!笑

・決戦の夜を待つ場面、シャークスチームとジェッツチームのみんなが固まって歌うの、WSSって感じ!!(見たことないけど笑)そして手鏡見ながら網タイツで足くみながら歌うそらおねーさん!ひえええ、そらくんめっちゃえっちじゃん!!(言い方)なにそのエロい網タイツ!はきこなしてんじゃん!!!!(うるさい)

・いよいよ決闘の日!みんなの金網の乗り越えシーンすごいな!!めっちゃ綺麗!めっちゃ揃ってる!あれ俺もやりたい!(無理)

・決闘のシーンは演出がとてもシンプルでしたね。始まる決闘、マリアに言われて止めにきたトニー、素手の勝負だったはずがトニーへの誹謗中傷で武器を取りだすリフ、そしてベルナルド。そして揉み合った末、サクッと刺されるずんくん。ここのキキくんの表情がもう何とも言えない。「こんなはずじゃなかった、こんな小さなナイフで人が殺せるなんて本当に思ってなかったんだ」というような、ずっとトンガってきたベルナルドが見せる子どものような表情に鳥肌がたちました。そして親友のリフが殺されたことに逆上したトニーは、迷わずベルナルドを刺してしまう。大パニックの現場。みんな誰ひとり、誰かがこの決闘で死ぬとか思ってなかったんだろうな。

・鳴り響くサイレンに散り散りになる不良たち。我に返ってパニックのトニー。ジェッツの一員になりたい少年のような少女、エニボディーズ◆夢白あやちゃん。いつもメンバーには女だとバカにされ、のけ者にされてたけど彼女がトニーを間一髪のところでその場から離れさせることに成功。 頼もしいおちびだ!

・第二幕、傷だらけのチノがマリアをたずね、彼女に悪い報せを告げる。りくくんの「あのね…」という物言いが優しくて悲しい。でもマリアはトニーが無事かと聞いてしまう。優しいりくくんの表情がさっと変わり、憎しみに歪む。「あいつは、、君の兄さんを殺したんだぞ!!!!」と叫び、走り去るりくくん。いやー、そうだよなあ。自分と結婚する(予定だった)彼女が、自分たちのリーダーを殺した男の無事を聞くんだもの。そりゃこうなるよなあ。。

・マリアの部屋に現れたボロボロのトニー。人殺し!!と泣きながら彼をなじるマリア。「違うんだよ、傷つけるつもりはなかったんだ…」と弁明する真風くんの演技がなんだかとても好きだ。(アホな感想)なんだかこう、マリアだけには分かってほしいとすがるような感じがさ。ちなみに、この後幻想のシーンがあってからの、真風くんがベッドで静かにまどかちゃんに覆いかぶさるやつもうやばいな?死ぬな?ちょっと暗転早いよー!!

・路地にて、ジェッツのナンバーの場面。明るく楽しく、自分たちがいかにクズで、でも劣悪な環境のせいでどうしようもないんだと歌う。明るい曲調だけども内容は極めてシビア。一幕でおこりんぼだったアクションくんが楽しげに歌ってるのが印象的。与えられて来たものが少ないから、こうして似たような境遇のみんなの中にいることで安心したり、自分の存在を感じられるんだろうな。エネルギーが有り余ってるけど、どんな風に使ったらいいかも知らないし、選択肢もないから一番手っ取り早くケンカや暴力にいってしまうのかもしれない。それでも集団にいる限りは秩序が生まれるから、リフがいる間はまだメンバーたちも道しるべがあったのかもしれないけど、今やそれも失ってしまったんだな。

・マリアの部屋を訪れるアニータ。トニーが去ったばかりの窓を見降ろし、マリアに「あいつはベルナルドを殺したんだ!愛するのは同じ肌の色の男にしなさい!」と強く怒る。激しい表情のそらくんに一歩も引かず、強い瞳でまっすぐ見返すまどかちゃん。そして「私、トニーを愛しているの」強い想いを口にする。ふっとそらくんの表情が緩み、マリアを抱きしめながら「…私もベルナルドを愛していたわ…」と優しく悲しい口調で言うのが涙出そうでした。アニータおねいさん。。

・マリアの部屋にシュランク警官が踏み込んできたので、トニーと待ち合わせしていたドラッグストアに行けないマリア。必死にシュランクに気付かれないよう、アニータに伝言を依頼する。アニータとしてはマリアは恋人のベルナルドの妹であるものの、トニーはベルナルドを殺した存在であるわけで、非常に複雑だしやり切れない思いもある中でマリアのためにドラッグストアに走る。

・ここからが本当に辛いんだ。目をそむけたくなりますね。。ドラッグストアはジェッツのメンバーがたくさんおり、ベルナルドの恋人であるアニータをひどくけなす。必死にトニーを出してもらうよう言う彼女の思いは届かない。そらくんの悲痛な叫びの中、乱暴するジェッツのメンバー。ひどいシーンなもんであまりちゃんと観れなかったのですが、同性であるエニボディーズも最初はジェッツメンバーらと一緒になってアニータをけなしてたものの、いざ彼らが乱暴を働いた時、とても驚愕していた印象。そりゃそうだ。ジェッツに入りたくてバカにされて、でも決闘の日の働きをアクションたちに認められて嬉しくなって、同じようにアニータを傷つけて。でもこの表情を見る限り、彼女はとても心に傷を負ったんだろう。自分がしたことだ。とても残酷だけれども、彼らと同じく彼女も負うべき傷なのかもしれない。

・ドクが「止めなさい!!」と割って入ってくるんですが、マジでドクおせーよ!!いい加減にしろ!!ドクの一喝により、静まりかえり俯くジェッツのメンバーたち。肩で息をするアニータの心の傷は計り知れない、本当に胸が痛い。観劇が終わってからもずっと心にダメージを負ってました。彼女は身体と共に、ベルナルドのこと、プエルトリコ人のこと、肌の色のこと、色んなものを踏みつけにされ汚された。あまりにも辛く、腹立だしいね。自分たちの怒りややるせなさのエネルギーを、自分たちより強い大人や、自分たちと同じようなエネルギーをもつシャークスのメンバーに向けるのであればまだ意味のあるものだと思う。しかし遂に彼らは自分たちよりも弱く、無抵抗な人間を傷つけた。彼らが大人や社会から受けた痛みを、次は自分よりも弱いものにしてしまう。これではもう、自分たちがこうなったのは社会のせいで仕方がない、自分たちはクズだから仕方ないでは済まない。知らないのなら知っていかなければならない、彼らが人として生きて行くなら。

・1幕の彼らや明るく歌い踊る彼らも知ってるけど、きっかけがあればいともカンタンに加害者になれてしまうしんどさを見せつけられましたね。。

・アニータはジェッツの人間たちに、マリアはチノに殺されたと伝えろと叫び、去る。ドクからその旨を聞き、絶望に震えるトニー。通りに出て、チノに自分も殺せと叫んで回る。マリアの姿が見え、マリアが生きていたことに歓喜しながら近づこうとした瞬間、チノの銃に倒れるトニー。りくくんの冷たく暗い表情よ。。トニーにすがり悲しみに暮れるマリア。そして、ジェッツ、シャークス、そこにいた人間全員に「トニーはあんたたち全員が殺したのよ!!」と言う。そうだね…アニータも心を殺された一人だ。まどかちゃんの叫びにだんだん理性を取り戻し、愕然とした表情になっていくりくくん。全編通してりくくんの表情の変化の芝居がとてもよいです。

・色々考えたいことはあるんだけども、何しろもうアニータショックで立ち直れないんだ俺は。この場にアニータがいないこと、まどかちゃんがさしのべた手をシャークスのメンバーは応じなかったこと、ジェッツチーム(特にアクション)は応じたこと、トニーの遺体をジェッツ・シャークスのメンバーが運んだこと、マリアが最後はクッと上を向いて歩いて行くところ。いろいろ考えられそうです。でも今はもう無理。

・総括してですが、そらくんのアニータ素晴らしかった。どちらかというと、今まではそらくんのキャラクターで成り立ってる芝居を多く観ていたのですが、この芝居では彼は和希そらではなく「アニータ」だった。いや和希そらなんだけども。訳分からんくなってきたな。こんなにも役として観客の心をひきつける彼の力は本当にすごい。いやもう、脱帽です。。

・最後は明るいナンバーで終わるし、みんな笑顔だから何となく幸せな気がするんだけどなー。観客に「あなたはどう感じますか」と問いかけるような舞台で、なかなか楽しい感じに切り替えられませんでした。でもとりあえず、フィナーレのそらくんの笑顔に救われたよ。

・これ夏に梅田でやるけどさー、もう観にいく元気ないわ。笑




ではでは。
お次は満を持して、ポー!
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