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「あなたには、幸せになって欲しいのです」◆THE LAST PARTY

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こんばんは、akaneです。

本日は仕事帰りに宝塚して参りました。
サッカーも見たいから、家帰ったらすぐに寝て3時に起きるもんねー!

なんか、わたしこの公演ゆひくんverもタニオカさんverも観た気がするけど(映像で)あんまし覚えてない。。やっぱこのブログ始める前に観劇した作品はかなりの確率で忘却の彼方ね!
というわけで、真っさらな気持ちで見て参りましたとさ。

以下に感想です。

ちょっと先に言わせて。ちょこちょこ入れていこうかと思ったけどもうキリがないので先に書いとく。

かなとがとにかく美しい。これに尽きる。

切っても切っても美形かなと。苦悩してる彼も激昂してる彼も笑ってる彼も全てが美しい。映画を見てるようだった。つまり生舞台なんだけど、なんとなく映像を見ているようなさ……ええい伝われい……とにかく美しかったということよ。。

スコット・フィッツジェラルドとゼルダ・フィッツジェラルドは実在の人物だし、二人についてはたくさんの作品が出ていますが、とにかくこの芝居を観た感想だけを書くね!なので解釈のいい加減さなんかは許してね!


・パーティーの場面、みんなのダンス可愛い。あーいうダンスってなんていうの?グラホでもよく踊ってたやつ!(→コメントもらいました。チャールストンって名前らしい。なるほど、確かに良く聞く!)

・幼少期、貧しかったり父親が失職したコンプレックスなんかで、とても劣等感の強かったスコット◆かなとくん。尊敬されたい、みんなを見返したいという気持ちがとても強い。だからこそ人並み以上の努力も実ったし、秘められた才能も開花したんだろう。

・作家として鮮烈なデビューを飾ったかなとくんはゼルダ◆うみちゃんを呼び寄せ結婚する。うみちゃん、前回のカンパニーの時は始終ジャージ姿でユイユイを演じてくれてめっちゃ良かったけど、今回はブロンドの美女でございます!うみちゃんの姿を観た時に「あー、かなみんとかるいるいがやってたな、ゼルダ!」と思いだして来た。

・ニューヨークに行くにあたって何を着たらいいのか、時代遅れの服なんて着れない、とうみちゃん。そんな彼女に「ニューヨークじゅうのブティックの服を買ってあげる」というかなと。バブルはじけてますよー!ブイブイ言わせております!二人の中も絶頂。浮かれた様子で二人で愛を語り、肌を寄せあう。ゼルダがスコットに言う、「あなたの背中には羽が見えたわ」「あなただけよ、私のすべてを知って、すべてを愛してくれるのは…」みたいな台詞たち、あとあとを思えばズキズキ痛むねえ。。

・とはいえ、ここで二人が歌う「You are Me, I am You.」が幸せでなー。 かなとくんとうみちゃんの声質が合うのか、とても聴いていて心地いい。

・しかし、注目を浴び、パパラッチに追い回され、自分の書きたいものが離れて行く感覚を覚えるスコット。そして自由奔放に過ごしながらも世間からの眼に寂しさや苛立ちを抱えはじめるゼルダ。少しずつすれ違って行く二人。ほんと、有名になるって大変だなあ。庶民でよかった…とか思うよね。。(アホな感想)

・あなたには仕事がある、でも私には何もない…というゼルダ。最近友達から同じような話聞いたわ。辛いよね、世界が広かったり、夢中になれるものがある人のそばにいるのは。自分がそうでなければ尚更。刺激や快感を渇望するゼルダは「この瞬間、生きている」と感じたい人なんだろう。一幕中ずっと、スコットとゼルダはそもそも一緒に暮らしてはいけない二人だったんじゃなかろうか、とばかり考えて観てました。自分の欲望を優先したスコット、でもそれはゼルダのため。(と思っている)刺激や快感を奪われたゼルダはカラッポだ。何もない。それらがなければ自分の価値すらあやふやになってしまうような人だ。ゼルダが「あなたと居たいの!」とスコットにすがりついた手も、スコットは「子どもみたいなことを言うんじゃない。邪魔をしないでくれ」と簡単に振り払ってしまう。

・スコットは、彼女との暮らしを護るためずっと自分を犠牲にしてきたと思っていて。何度か「俺がやりたいからやっている」みたいな台詞はあったけど、どこかで「お前のために、こんなにも身を削っている。お前のために、俺はこんなにも。」という思いが沸騰しているんだろう。彼はうみちゃんと結婚する前からずっと、彼女と一緒に過すためには豪華な生活を、そのためには金が必要だと言っていた。きっとそれは幼少期のコンプレックスも大きく影響しているんだろうけどさ。

・もうすでにこの時点でみんな思うよね。ちゃうねん、スコット。あんたなって。金でしか彼女をつなぎとめられないなんて思ったらあかんねんて。あんた以外、みんな彼女が何を欲しがってんのか分かってんのにさ。なんで一番近くにいるあんたが分からんのやって。みんな、こう思ってるよね。しらんけど。(適当か)

・うみちゃんの「ごめんなさい。もう邪魔をしません…」という静かな声が痛いなあ。。そのあとの「Help me…」という叫びのような歌も。

・エドゥアール・ジョザンヌ◆英かおとくん、A-ENの時から覚えているよ!まだまだキザキザな演技は若いんだけども、表情が素敵なのよね。とっても白軍服が似合ってて立ち姿がかっこいいんだよなー!

・英くんとうみちゃんの浮気現場を目撃してしまい、激昇するかなとくん。「彼を愛しているの!」と叫ぶうみちゃん。愛してるかは分からないけど、このからっぽな日々から連れ出してくれる彼は、愛していると錯覚するには十分だろう。「…無理なのよ、私たち…」と絞り出す言葉は痛いけれど、確信をついてる。これが本当のところだ。しかしかなとは、うみちゃんに裏切られたと、俺の妻である立場で許さないと怒鳴る。「俺の愛を裏切った」と。かなと。。そういうとこやで。。そらもう上手く行かんで…もうこれは、無理だな。

・「Help me…」といううみちゃんの声は、かなとが叩き割ったグラスの音で消える。かなとの服を抱いて、声を上げて泣くうみちゃん。ここが超泣けたわ。うみちゃんの泣き演技に。そしてゼルダは多量の睡眠薬を流し込み、倒れる。

・アーネスト・ヘミングウェイ◆ありくん、少し黒塗りで黒髪パーマのありくんかっこいいな~。すっかり男前ですね、ちょっと前まで可愛い顔の少年だったのにさ!これだから宝塚って恐ろしいわ~(おばはん声で)かなとくんがありくんと楽しげに話をしていたら、嫌味な感じで割って入ってくるゼルダ。ありくんとかなとくんのことを無作法にからかううみちゃん。

・「自分の嫌なところだけを見せられる鏡のような。ゼルダと暮らすというのはそういうことだ」と言うスコット。とても破滅的であり、また魅力的だと。もはや一般庶民じゃ分からない心境だね。。

・精神分裂病を診断されたゼルダ。病院の医師◆ひびきち、安定した優しい演技だ。

・2幕のスコットは少しずつ、少しずつ変化を感じる。昔は失職した父親のことを負け犬とののしっていたのが、今は「父のことが好きだった」と素直にぽとりと話す。昔のコンプレックスまみれで肩ひじ張っていたのが少し角がとれた気がするような。今ではゼルダのこと行いも理解しようとしたり、自分の過ちを悔んだりもする。やっと、ここへきて。自分はアルコール漬けになり、彼女は精神が分裂して、ここで初めて。今になって、やっと少しずつ、二人が裸の心で向き合えてきたんじゃないかなあという気がします。

・スコットの助手、ローラ◆なっちゃんがめちゃくちゃ可愛いし面白い。シリアスなストーリーの色を少し変えてくれる存在。「スコットが選ぶ、絶対に恋に落ちない女性2000人の中からのグランプリ」という栄光!笑彼女のコミカルな演技と温かい演技がたまりません。さすがなつこだぜー!!!!俺の感想もタイプしてくれー!!

・ありくんvsかなとくん熱いなー!一幕ではいちゃいちゃしてうみちゃんに冷やかされてたのに二幕はバチバチよ!!でもヘミングウェイもスコットが気になるからこそ無視はせずヤイヤイ口出ししてくるんでしょうね。

・ヘミングウェイが言う。もっと良いものが書けるはず。それなのにしょーもない短編ばっかり書いて。金のために。俺ならゼルダをもっと金のかからない病院に行かせて、娘を公立にやるね。スコットは信じられない、ありえないと言うように首を横に振る。「そんなことをしたら、俺の中の何かが壊れてしまう」と。一幕からずっと観客が彼に抱く違和感は、実は彼にとっては人生の柱になるくらいの強い強い価値観なのかもしれない。安易にそんなもの失くせば楽になるのに!!!という発想は、もしかすると一幕のゼルダから刺激を奪うことと同じように、彼から存在価値の一部を奪ってしまうことになるのかもしれない。

・ゼルダが病院で書いたスコットの絵に羽があるのが切ない。彼女はあんな風に奔放に振舞いながらも、どこかで自分は彼の負担になっていた、彼から羽を奪ってしまったと悔んでいるのか。そしてここからだ。「Dear..スコット」とゼルダが手紙を読み始めたところで、akaneの記憶はフラッシュバーック!!「ぎゃああああ!!!このゼルダの手紙、俺めちゃくちゃ好きだった場面じゃん!!!!何がラスパ?なんだっけそれ?だよ!!!ゼルダの手紙のやつじゃん!!!」と震えあがるのであった。ゼルダが少し間をおいて、

"…あなたには、幸せになってほしいのです。
この世に正義というものがあるのなら、あなたは幸せになるでしょう。
ええ、きっとそうなるわ。私の命、私の心、すべてが消えうせたとしても。
永遠にあなたを愛しています"


と、優しい顔で、優しい声で読み上げた時つい泣いてしまったよ。この台詞が好きで好きで。いや、正直ここのくだりだけなんとなく台詞覚えてたもんね。きしょいね。またここでかかってるBGMが切なげでたまらんのよ。。

・そして突入する「You are Me, I am You.」。は…反則やで…ここでコレかい…。しかも、手紙では初めて二人でニューヨークで暮らす時の「私何を着たらいいの?」なんて話していた時のこと。まだ二人が絶頂に幸せだったとき。同じ曲でも一幕と二幕では全く違う。どこで間違えてしまったんだろう。でも、間違えて、傷つけあって、今穏やかにお互いを想いあえるのなら、決して無駄とは言えないのではないか。そんな風に考えてしまうのです。(ゼルダの手紙風に)

・スコッティ◆菜々野ありちゃん、初めましてだわ!スコッティかわいかったです。年齢の割にめっちゃ幼いけども(笑)ところで、スコッティとスコットが踊るシーンあるじゃん。あそこでぜんっぜん関係ないこと思ってたんですが、宝塚の人ってさー、例えば急に踊らないといけない場に行ったりしても色んなジャンルのダンスが踊れるからすごいよね?例えば急に社交場に行って社交ダンスを踊らないといけない時だってさっと踊れちゃうんでしょ?すーごーいー。(マジで関係ない)

・公園の学生◆風間柚乃くん。これはあれだ!みりおくんがやってた役だな。そんでもってみりおくん、この役のことすっごく大切に思ってたよね。そんなことだけ覚えてる(笑)それにしても風間くん、やっぱり華があるというか「お?あの人目を引くな?ほんでもって上手だな?」と思っちゃうね!

・ライバルの存在、劣等感、自分の書きたいものが書けないことへの苛立ち、色んなことがあいまって酒びたりになりながら書けない原稿を書こうとするスコット。もはや、ローラの声も届かない。机にもたれかかってうなだれるかなとの悲しくも美しいことよ。。ローラは、文字さえもまともに書けなくなったスコットのそばにいることが辛くなりすぎて、マックス◆まりんに、スコットを休ませてあげて欲しいと言って彼のもとを離れる。優しい人なんだろうなあと思う。そこで離れる決断をしたのは。

・ずっとスコットを支え続けて来たマックス◆まりんが、スコットに援助を打ち切る電話をしたところ泣けたなー。ここのまりんがめっちゃくちゃいい演技してくれるので必見です。絞り出すようにスコットに言葉をかける彼が辛いよ。でも、彼も優しい人なんだと思う。ここでこの決断を下したのは。ローラにせよ、マックスにせよ、こんな状態になったスコットにイネイブリングのような付き合い方をするよりも、こうやって彼の手を一旦離すことが本当は必要だったんだと思う。それがとても辛いことであっても。

・シーラ◆すーちゃんがまた良い味だしてる。
スコットの晩年の恋人。彼女はスコットの胸の中にずっとゼルダが居て、それは何ものにも変えられないことを知っている。スコッティとシーラの電話の場面がまた泣けちゃうんだよな~。二人ともいい演技しやがって!もう!(泣きべそかきながら)

・色々思いだしてきたけど、この公演は"登場人物を演じる役者"という形式をとっているんだよね。だからスコットが死ぬ時間も知っていて、それまでに何をすべきかを考える。スクリーンに映し出される時刻が、彼の死亡時刻に近くなって行くのに焦ってしまうね。考えて、考え抜いて、最後に彼は結婚したばかりの頃のゼルダの写真にそっと薔薇をそえる。そして死の時を迎えるスコット。静かに静かに薔薇を添えるかなとに、また泣く俺。(泣いてばっかり)

・最後、みんながそれぞれ自分の演じた登場人物について語るところが面白いね。そうか、こんな演出方法もあるんだなあ~。

・色々言ったけど、まあ結論はとにかく、かなとが美しい公演でした。(結局これ)

・おわり。



フィナーレ。

・ありくんのダンスがカッコいい~~!優雅~~!美しく舞う男だよ。。

・みんなが次々とお辞儀をしていくところで、拍手しながら良かったよ~って見てたんですが。かなとくんのところまで行った時、まだスポットを浴びる前の彼が息を呑むほど美形でな。。もちろんスポットを浴びてからも輝く美貌なのですが、私はあの「暗がりのかなと」の美しさを生涯忘れることはないでしょう。。ぱたり。


ではでは!
お次はちゃぴバウ!

拍手お返事です。
>ちよこさん
こんばんは!あ、ちよこさんも遠征されたんですね~^^ほんと行ってよかったですねー!脚立のシーンは本当に素敵でした!ラスパの感想もあげました!また時々見に来て下さい^^

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